整動鍼との出会い
修了証書1
初めて参加した入門セミナーの修了書

整体師に負けないための「鍼灸師のための整体」、『活法』を学ぶことで、今まで効果を出し切れなかったり、苦手だった症状に対応することが出来るようになってきました。少しずつ臨床が楽しくなり、初めに受けた「体験会」で感じた興奮冷めやらむまま、「入門編」「基礎編」と活法のセミナーに参加し続けました。

活法の基礎編3つを学び終えるころ、今度は活法由来の鍼の存在を知ることになります。その名も「古武術鍼法」。現在の「整動鍼」です。これは整動協会の代表である栗原誠先生が、整体術である活法の理論に基づいて考案したこれまでに類を見ない画期的な鍼の技術です。

最初に参加したセミナーで、目の当たりにした治療効果に驚きました。前屈すると痛みが出る腰痛の治療で、使うツボは下腿の後面。しかもツボは一か所だけです。鍼を刺して抜くまで10秒とかかっていませんでしたが、この一本の鍼で前屈の痛みは全く無くなりました。

「なんじゃこりゃー!」

と心の中で私は叫びました。初めて活法を受けた時と同じような衝撃を感じたのです。
やっと自分が探し求めていたものに出会えた。私は活法と同じように整動鍼にのめりこんでいくことになります。

3回目の合宿
活法と整動鍼のセミナーへの参加を重ねていくうちに、多くの同じ志を持つ仲間と出会うことが出来ました。

修了証書4

特に藤沢市内で月1回定期的に開催されている勉強会のメンバーは、お互い遠慮なく話すことが出来て、私に厳しい指摘もしてくれるありがたい存在です。そんなメンバーとこの春に勉強会開催20回を記念して、箱根で一泊二日の合宿をしてきました。昨年と今年の伊東での活法研究会の合宿と合わせると、もう3回も合宿に参加させていただきました。感謝、です。

合宿の夜はふけて
今回の合宿は伊東温泉という、有名な温泉地が会場でした。「活法」の合宿ですが、お楽しみはいろいろです。
活研合宿2017
夜にはこんな席も設けられました。

もちろん温泉もたっぷりと楽しみました。知る人ぞ知る、露天風呂での秘技、「〇〇活法」も新たな戦士が数名加わり、技の精度に磨きがかかりました。この「〇〇活法」は、整動協会代表の栗原先生をして

「裸になっても活法だけは残った」

と言わしめた「温泉合宿で生まれた」活法です。

「興味がある」「入門したい」という方は、こっそり私か「國定鍼灸整体院」の國定先生にご相談ください。
*注:整動協会非公認。活動は温泉地での合宿中に限定されています。

認定ステッカー
初めて活法のセミナーに参加してからもうじき4年になります。時間をかけて活法、そして整動鍼の基礎部分を学び、整動協会から認定ステッカーをいただきました。
認定ステッカー2

認定ステッカー1

どちらも「BASIC」の文字が入っています。ということは、まだこの先に発展形があるということです。どんな技が、どんなツボが待っているのか、非常に楽しみです。

来年の合宿も日程が決まったようです。それまでに頂いた認定ステッカーに恥じないように、これまで教えていただいた事を自家薬籠中の物に出来るよう繰り返し復習し、日々の臨床にいかしていきたいと思います。

(終わり)




関連記事
2回目の伊東温泉
9月24・25日の2日間、静岡県の伊東温泉で開催された活法研究会の合宿に参加してきました。私は昨年に続いて2回目の参加です。今回も活法を学ぶ仲間が北は北海道や秋田、西は京都からと、各地から集まりました。

活研合宿2017

参加メンバーはセミナーで一度は一緒になっている方たちなので、緊張することもなく、二日間お互い集中して勉強することが出来ました。私が初めて活法研究会の本セミナーに参加して4年がたちます。このような合宿にも参加させてもらえるようになったことには感慨深いものがあります。


鍼灸師が整体にはまるまで
あまり知られていないと思いますが、鍼灸には多くの治療方法があります。流派といってもいいでしょう。実は私も鍼灸学校に入学するまでそのことを知りませんでした。

自分が鍼灸を生業とする以上、いずれかの治療方法を専門的に学び、身につける必要があります。幸いなことに、私は通っていた鍼灸の専門学校で、多くの流派の大家と言われる先生方に接することが出来ました。その中から、自分がこれだ、と思ったものを学びつつ臨床に取り入れていきました。

開業当時、気になっていたことがあります。「肩こり」や「腰痛」で悩んでいる友人や知り合いと話した時に、どんな対策をとっているか聞くと、「整形外科」や「整体」に行くと答える人が多いのです。整形外科を含む病院を除くと、「整体」が圧倒的多数派で、「鍼灸」と答える人はごく僅かでした。

鍼灸を選択しない理由は、「痛そう」「怖い」がほとんどでしたが、私はそれだけではないような気がしました。そして国家試験を受けて免許を取得している鍼灸師よりも、「整体」「整体師」の方が世間に認知されてるとも感じたのです。

これは、マズい。何とかしなければ。
鍼灸が効かないわけではありません。しかし、日々の臨床で自分の力不足を感じていた私は、どうすれば「整体」に負けないようになるのか悩みました。

そんな時に偶然活法と出会います。活法との出会いはこちら

当時のキャッチフレーズは「鍼灸師のための整体」

「これを学べば整体師に負けない鍼灸師になれるかもしれない!」
そう考えた私は活法にずっぽりとはまっていきます。

しかし、活法はこれだけでは終わりませんでした。活法から発想を得た鍼、整動鍼が登場するのです。鍼だけでは足りないと感じる部分を補うために、活法を勉強していたところに、「活法由来の鍼」。これを学ばない理由はありません。

(続く)



関連記事
動作から原因を推測する
水が飛ばなくなってしまい、修理を頼まれた水鉄砲。
水鉄砲修理6

まずは原因を探ります。

治療室そらでは、主に「整動鍼」「活法」で患者さんの治療をしています。
診察の時に重視しているのが、「動作の確認」です。
どのような動きで痛みが出るのか、またどのような動作が出来ないのか。
これを細かく調べていくことで、症状の原因に近づいていくことが出来ます。

この水鉄砲の動作は①水を吸い込む、②ピストンで水を押し出す、という単純なものです。
動かしてみると、水を吸い込むことも発射することもできず、ピストンがスカスカでした。

考えられるのは、ピストンについているO(オー)リングの破損。
分解してみます。
水鉄砲修理3
怪しいのはここ。
水鉄砲修理2
やはりOリングが破損していました。
水鉄砲修理1



問題を解決したはずなのに

動作不良の原因と思われるOリング。インターネットショッピングで注文したら、
はるばる海を越えて中国からやってきました。

水鉄砲修理8
サイズは間違っていないはず…。
水鉄砲修理7
交換完了。

これで元通り、最大射程7mの水鉄砲復活です!

と、思いきや、水を発射することが出来ません…。
おかしい…。


鍼灸は万能ではない
Oリングの破損は間違いなく動作不良の原因だったのですが、どうも他にも不具合があるようです。

再度動作を確認します。
水を吸い上げることはできますが、発射しようとすると空気が漏れるような感触があり、
水が飛びません。

よくよく調べると、吸い込んだ水を逆流させないための弁が壊れているようです。
ここは分解不可能な構造になっていました。残念ですが、諦めるしかありません。

原因が一つではない、ということは鍼灸の臨床でも時々あることです。
そして、原因がわかってもそれに対する有効な手立てがなく、治療を断念せざるを得ないこともあります。
もちろんこれは鍼灸に限ったことではないのですが…。

しかし、このような経験を積むことは決して無意味だとは思いません。
心がけ次第で、様々な形で次に生かすことが出来る貴重なものです。


と、思っていたら、


次の修理依頼がきました。
空気を圧縮して、持続的に水を打てるタイプのようです。

水鉄砲修理9

前回の経験を生かして、じっくりと動作を確認しながら考えられる原因を
一つ一つ慎重に調べて修理を完成させたいと思います。

しかし、息子はいったい水鉄砲を何丁持っているのでしょう…。
「壊さないように丁寧に使え」というのは小学生には無理な話かもしれないので、
次は修理を手伝ってもらうことにします。

(終わり)

関連記事
「物を大切に」、が伝えにくい
先日小学生の息子が、壊れてしまった水鉄砲を見てほしいと私のところに持ってきました。
私たちが子供の頃遊んだ玩具は、今では百円ショップに行くと大概のものが揃っています。
息子が持ってきた水鉄砲も、いかにも百円ショップにおいてあるような代物でした。

水鉄砲修理6


百円ショップに売っているおもちゃは修理が難しいものが多いです。いくつか理由があるのですが、
私が感じる一番の理由は、「本体が安すぎる」ということです。

以前百円ショップで買ったおもちゃが壊れたので、修理しようと部品を買いに行ったら部品が216円!
これでは新品が2つ買えてしまいます。もちろん安いのは良いことでもあるのですが。

壊れて(壊して)しまったおもちゃを修理することが出来れば、また同じもので遊ぶことが出来るし、
今度は壊さないように少しは扱いに気を使うだろう。そんな事を伝えたかったのですが、
モノを考えないといけません。


壊れたら新しいものを買えばいい?
壊れてしまった水鉄砲を見て、私は息子に言いました。
「きっと直すための部品のほうが高いから、もったいないけどそれは捨てて、
またこずかいで新しいのを買いな」
息子は残念そうにしていましたが、一応納得したようでした。

とはいうものの、どうも腑に落ちません。何かが引っ掛かります。
そう感じた私は、念のために息子にこの水鉄砲はどこで、いくらで買ったのか尋ねました。

すると百円ショップではなく、イトー〇ーカドーで約1000円で買ってもらったものだとわかりました。
何かのご褒美だったようですが、これは息子のこずかいの数か月分に相当する高級品です。
自分の子供時代を振り返ると、とてもおいそれとは捨てられなくなりました。

これは修理したほうがいいな、と思った私はすでに不燃ごみの袋に放り込まれていた水鉄砲を
回収し、水が飛ばなくなった原因を調べるために分解することにしました。
実は子供の頃からこういうのが大好きだったりします。

水鉄砲修理4

(続く)
関連記事
昭和の子供、復活!
TUCS クライミングスクール-2
この課題、写真で見ると簡単そうに見えますが、ちょっとオーバーハングしてたりして初体験の私にはかなり難しいです。
しかし、先ほどから何本か登っているうちに徐々に子供のころの感覚がよみがえってきました。

「これ、おもしろいぞ!」

そう感じ始めると、恐怖心もほとんどなくなり体の動きもスムーズになってきます。
苦戦しつつもどうにか一発目でゴールまでたどり着くことが出来ました。

「見たか!平成の少年たちよ!昭和の子供魂、ここにあり!」

などと叫ぶと、思いっきり引かれそうなので、平静を装ってスタート地点に戻ります。

素直に感想を述べる子供たちからお褒めの言葉をいただきました。
ちょっと照れますが、うれしいものです。
大人の、そして父親としての面子を何とか守りました(笑)。


新しいルートにどんどんチャレンジ
ボルダリングの後は、お昼の休憩をはさんでトップロープクライミングに挑戦。
大人は最初に練習しましたが、子供たちは本日初挑戦です。

学年が上の先輩たち数人が登った後、息子も壁にとりつきます。
あれ?意外とあっさり…。
TUCS クライミングスクール-1

私のビレイで下降してきます。
この一本のロープで結ばれていると思うと、普段考えもしない「親子の絆」なんていう言葉が頭をよぎったりします。
「ガンバレー!」
TUCS クライミングスクール-8

昭和の子供も負けていられません。
TUCS クライミングスクール-6

大変だけど、楽しい!
TUCS クライミングスクール-8
子供たちもみんな調子が上がってきました。
TUCS クライミングスクール-5
ガンガン登ります。
TUCS クライミングスクール-7

先輩たちの大声援を受けて、さらに困難なルートにもアタックします。
TUCS クライミングスクール-3
が、これはさすがに完登できず…。
(ちなみに大人二人は完登しました)

大人も子供も、今日初めて会ったのにお互い声援を送りあったりして、とても良い雰囲気。
気づけばあっという間に終了時刻になっていました。
こんなに全身を使って楽しい思いをしたのはいつ以来でしょうか。

終わってみると、募集要項に「親子での参加者を優先します」と書いてあった意味がよくわかりました。

「オリンピック競技にもなったクライミングを用いて、挑戦すること諦めない気持ちの大切さや、
協力すること信頼することの大切さを学びます。」


スクールの趣旨もこの一日にすべて詰まっていたと思います。
本当に充実した一日でした。

クライミングとツボ探しは同じだ!?
初めてクライミングをしてみた鍼灸師の私は思いました。
クライミングと鍼灸の臨床は似たところがある、と。

・悪いところにツボがあるとは限らない。
 例えば、腰が痛くて前屈ができないとします。痛いのは腰ですが、前屈できない本当の原因は
 腰以外の場所にあることがあります。ボルダリングをしていてもう一つ上になかなか上がれない時、
 自分では手の位置が悪いと思っていても、上がれない本当の原因は手ではなく足の位置であることが
 何回かありました。

・ツボの大きさや形はいろいろある。
 クライミングで手や足をかけるホールド(壁についている様々な形をした取っ掛かり)は、
 様々な大きさや形があります。私たち鍼灸師が臨床で感じ取っているツボも同じです。
 ツボは小さいものでゴマ粒ほど、大きなものでは小豆くらいまでの大きさがあり、硬さもいろいろです。
 
・正しいツボを取るべし
 クライミングのホールドはどれを使ってもいいというわけではありません。
 決められたホールドを順に使用して登っていくことでゴールにたどり着くというルールです。

 ツボの選択も同様です。ツボは教科書に載っている主要なものだけでも365ほどあります。
 その中(それ以外のツボを使うことも少なくないです)から、適切なものを選び出していきます。
 症状に合わないツボ、もしくは正しくツボの位置をとれていない場合は治療効果がありません。

・新しいものに挑戦すること
 一番強く感じたことがこれです。
 ツボは一つの症状に一つ用意されているわけではありません。また、同じ「肩こり」でも
 状態によって使うツボはいろいろです。一つのこともあれば、複数の場合もあります。
 そして、手のツボを使うこともあれば、足にあるツボを使うこともあります。

 ある程度の基本パターンはありますが、いつもそのパターンにはまるとは限りません。
 クライミングやボルダリングと同じで、「これ以上前に進めないな」と感じることがあります。
 
 そこから挑戦が始まります。もう一度状況を見直して、違うツボはないのか、ツボの取り方は正確か、
 いつもと違うこのツボを使ってみたらどうか、そのツボに鍼をしたときの効果はどこに波及するのかなど、
 頭をフル回転させて考えます。

 しかし、自分だけでは答えが出ないこともあります。
 そんな時は、クライミングの時に下で見ているインストラクターや仲間たちがルートを教えてくれたように、
 鍼灸や活法を一緒に学んでいる仲間たちにほかの手段はないか、教えを請います。
 そして臨床に戻り、再挑戦。これをひたすら繰り返しています。

こうして考えてみると、私にとっての鍼灸と活法はチャレンジスクールそのものかもしれません。
鍼灸にオリンピックはありませんが、自分なりのさらなる高みを目指して目の前の壁を
地道に這い上がり続けていこうと思います。

みんな頑張ってる?努力することは、恥ずかしいことではないよ

(開校式での片山右京さんの言葉)


(終わり)


 
 
 
 







 



関連記事