動作から原因を推測する
水が飛ばなくなってしまい、修理を頼まれた水鉄砲。
水鉄砲修理6

まずは原因を探ります。

治療室そらでは、主に「整動鍼」「活法」で患者さんの治療をしています。
診察の時に重視しているのが、「動作の確認」です。
どのような動きで痛みが出るのか、またどのような動作が出来ないのか。
これを細かく調べていくことで、症状の原因に近づいていくことが出来ます。

この水鉄砲の動作は①水を吸い込む、②ピストンで水を押し出す、という単純なものです。
動かしてみると、水を吸い込むことも発射することもできず、ピストンがスカスカでした。

考えられるのは、ピストンについているO(オー)リングの破損。
分解してみます。
水鉄砲修理3
怪しいのはここ。
水鉄砲修理2
やはりOリングが破損していました。
水鉄砲修理1



問題を解決したはずなのに

動作不良の原因と思われるOリング。インターネットショッピングで注文したら、
はるばる海を越えて中国からやってきました。

水鉄砲修理8
サイズは間違っていないはず…。
水鉄砲修理7
交換完了。

これで元通り、最大射程7mの水鉄砲復活です!

と、思いきや、水を発射することが出来ません…。
おかしい…。


鍼灸は万能ではない
Oリングの破損は間違いなく動作不良の原因だったのですが、どうも他にも不具合があるようです。

再度動作を確認します。
水を吸い上げることはできますが、発射しようとすると空気が漏れるような感触があり、
水が飛びません。

よくよく調べると、吸い込んだ水を逆流させないための弁が壊れているようです。
ここは分解不可能な構造になっていました。残念ですが、諦めるしかありません。

原因が一つではない、ということは鍼灸の臨床でも時々あることです。
そして、原因がわかってもそれに対する有効な手立てがなく、治療を断念せざるを得ないこともあります。
もちろんこれは鍼灸に限ったことではないのですが…。

しかし、このような経験を積むことは決して無意味だとは思いません。
心がけ次第で、様々な形で次に生かすことが出来る貴重なものです。


と、思っていたら、


次の修理依頼がきました。
空気を圧縮して、持続的に水を打てるタイプのようです。

水鉄砲修理9

前回の経験を生かして、じっくりと動作を確認しながら考えられる原因を
一つ一つ慎重に調べて修理を完成させたいと思います。

しかし、息子はいったい水鉄砲を何丁持っているのでしょう…。
「壊さないように丁寧に使え」というのは小学生には無理な話かもしれないので、
次は修理を手伝ってもらうことにします。

(終わり)

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