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夏の終わりがさみしい理由
台風19号接近中の湘南台、気温は20℃を切る涼しさで、
「早く涼しくなってくれ~!」と思っていた夏が懐かしいです。

何歳の頃からか定かではありませんが、なぜか夏の終わりは寂しいような
切ないような気分になります。楽しかった夏休みが終わるからなのか、
日に日に暑さが和らいでいくからなのかわかりませんが、
不惑を過ぎた今でも夏の終わりには不思議と同じ気持ちになります。

さみしくなる理由がもう一つありました。

夏の終わりになると、飼っていたカブトムシやクワガタなどの昆虫が
死んでいくからです。

昆虫とはいえ、ひと夏世話をして一緒に過ごすと結構情が移ったりするもので、
幼い私は看取りのたびに涙していました。

秋も夏も昆虫たちと過ごすには
死んでしまったカブトムシやクワガタは、庭に穴を掘って埋めていました。
でも「埋葬」という行為は悲しさを増すものでもあります。
特に最後に遺体に土をかける時がつらいですね。ああ、これで本当にお別れなんだ、
という感じで。

そんな時、本で読んだのか誰かが教えてくれたのか忘れましたが、
「標本を作る」という素晴らしい(?)アイデアを知りました。

これで仲良しだった(?)虫たちとずっと一緒にいられるぞ!
少年だった私は見よう見まねで標本作りに没頭したのでした。

幼いころに作った標本は、防腐処理や乾燥が不十分であまり良い出来では
なかったので長期の保存には耐えられず、残念な事に手元には一つも残っていません。

あれから数十年。再び標本を作る機会が巡ってきました。

鍼灸師の腕の見せどころ!
夏のある日、家人が友達から「アトラスオオカブト」という外国産のカブトムシをもらってきました。
今年でカブト・クワガタ飼育歴3年目になる家人は、早くも夏の終わりの別れの切なさに気づき、
8月の終盤になると自主的に虫たちを雑木林に放っています。

ところが「アトラスオオカブト」は外来種なので、日本の自然の中に放つわけにはいきません。
その理由を家人に説明し、死ぬまで家で飼育して死んだ後は標本にすることにしました。

9月某日、標本作りに取り掛かりました。

まずは入浴(?)。体をぬるま湯で洗い、汚れを落とすとともに硬直した筋肉や関節をゆるめます。
アトラス標本作成3入浴?

アトラス標本作成2風呂上り
水気を切り少し乾かします。

アトラス標本作成5 標本箱
標本箱は百均で調達してきました。

アトラス標本作成4
形を整えるためのコルクと虫ピン。

標本の足を見栄えよく整える作業を「展足(てんそく)」というのですが、
ここは毎日ハリを扱っている鍼灸師の腕の見せどころです!

アトラス標本作成1 展足
前後左右、上下。縦横無尽に鍼を(この場合は「針」かな?)打っていきます。
といっても、標本そのものに刺したのは固定するために刺す胸の一か所だけです。
ちなみに治療室そらで鍼灸治療で使う鍼はこんなに太くありません。

アトラス標本作成6 展足完了
こだわり出すときりがないので、30数年ぶりの作業はほどほどで終了にしました。

アトラス標本作成6 乾燥
あとは防虫剤と乾燥剤を入れ、2~3か月乾燥させれば完成です。

この♂とつがいだった♀は10/13(月)現在もまだ生きています。
(カブトムシもやはり♀は強し、ですね)
いずれはつがいの2匹をならべて標本にしたいと思います。

人体に鍼を打つのとは違いますが、標本作りで刺すハリもまた奥が深そうです。
標本作りにはまっていきそうな予感が少ししています(笑)。












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