灸頭鍼のけむりが
変形性腰椎症で慢性の腰痛に苦しむ、ある高齢の患者Aさんに
鍼灸を行なうようになって数年たちました。

この方は足が弱くなってきた事もあり、ご自宅に往診していたのですが
始めの頃はなかなか腰痛がおさまらず、施術方法を試行錯誤しました。
そして行きついたのが
「灸頭鍼(きゅうとうしん)」。

これは、人体に刺した鍼の上に、丸めたもぐさをのせて燃やし、
刺入した鍼と燃焼するもぐさの輻射熱の相乗効果をねらった方法です。
体が冷えやすく、慢性の腰痛がある人などには非常に効果的です。

ただ、灸頭鍼には一つ問題があります。灸頭鍼で使用するもぐさは
人体に直接のせて燃やすもぐさにくらべて精製度が低いため
かなりの煙とにおいが出てしまうのです。

「治療室そら」で行うぶんには、煙で少し目がシバシバする以外は
問題ない(?)のですが、往診先では少々使用をためらってしまいます。


これなら往診先でも大丈夫?
そこで使い始めたのがこちらです。
          灸頭鍼・温暖
これはもぐさを炭化させた製品で、煙も匂いもかなり抑えられていて
往診先での使用も問題ありません。
Aさんにも「これはとてもあたたかくて気持ちがいいし、やってもらうと
腰が軽くのびるよ」と好評でした。

介護付き老人ホームでの鍼灸
朝夕の風がほんの少し涼しくなり、ようやく秋の気配がきざした頃
Aさんが自宅を離れ、介護付き老人ホームに入所することになりました。

ほどなくしてAさんの家族から、「環境も整ったので施設に往診してほしい」
との連絡を受けました。

早速施設にうかがい、半月ぶりにAさんと再会しました。
「しばらく鍼灸を受けてなかったから、腰が痛んでしかたがない。
いつもの通り頼むよ」と言われ、私も久しぶりの再会に気合を入れて
治療にとりかかろうとしました。

その時ふと気になった事があったので、念のため確認することにしたのですが、
思わぬ事態に遭遇することに…。

(続く)


湘南台の鍼灸・指圧マッサージ 治療室そら
関連記事
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://shonandaisora.blog53.fc2.com/tb.php/266-e12fd781