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鍼灸院に来る患者さんの主訴は、「肩こり・腰痛」がもっとも多いと思います。
皆さんの鍼灸治療の適応疾患のイメージもだいたい同じではないでしょうか。
実はそれ以外にも、胃痛・生理痛など内臓に原因があるものもふくめて
「痛みを軽減する」ことは鍼灸の得意とするところです。

先日慢性的な胃の痛みの治療に来ている患者さんが、ひどく足を引きずりながら来院しました。
訳をたずねると、「今朝買い物に行く時に自転車のペダルを踏み外してしまい、
足首の後ろの方をペダルに強くぶつけてしまった」との事。

早速見せてもらうと、左足首の外側が青く腫れています。
(この時写真を撮っておけばよかったのですが、失念してしまいました)

じっとしていてもズキズキと痛むので何とかならないか、
と言われたので、こちらも治療させていただくことに。
足関節打撲の図
写真がないのでへたくそな図で。
足関節の後外方からペダルがぶつかったらしく、アキレス腱から外くるぶしにかけて
ぽっこりと腫れていました。
炎症による腫れと痛みを軽くするために、図のバツ印を囲むように
浅く鍼を刺して10分ほど置きます。
その後鍼を抜き、今度はごく小さくひねった灸を同じように腫れた部分の周囲にすえていきます。

治療終了後、入浴をひかえる事やRICE処置(安静、冷却、圧迫、挙上)
を行う事などの注意点をお話しして、
翌日もう一度来院して経過を見せてもらうことになりました。



翌日の状態。腫れている部分とそうではない部分の境界があいまいになり、
内出血が広がっていますが、腫れはかなり減っています。
足関節打撲③

患者さん曰く、「昨日治療を受けた帰りはまだズキズキと痛んだが、
夕方くらいにふと気づいたらあまり痛くないので、足を見たら腫れも小さくなっていた」
とのこと。

この日は鍼の数を少し減らしてみました。

お灸は腫れている部分のまわりを探り、圧痛の強い部分にのみ糸状灸で各1壮だけすえました。
足関節打撲⑦

施術終了後、「ほとんど痛みがなくなり、歩くにも差し障りがない」
とのことだったので、足の治療は2回で終了としました。
「鍼灸でこんな怪我の痛みも軽くなるのねぇ。不思議だわ…。」
とのご感想をいただきました。


今回の症例は、初回受診時の検査と経過から、
靭帯損傷や骨折など重度の損傷はなかったと思われます。
鍼灸が不適応と考えられる場合は、専門医への受診をおすすめしています。

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