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独立開業の現実
21世紀を目前に鍼灸の道を志して脱サラ。鍼灸学校、鍼灸教員養成科を卒業後、病院勤務や訪問マッサージの仕事を経て、2009年に縁があった現在の店舗所在地で開業しました。

さすがに全くのゼロからのスタートは不安だったので、以前から個人で受けていた往診の患者さん数名を抱えての開業となりました。資金に余裕がなかったこともあり、広告宣伝はほとんど行いませんでした。友人知人にパソコンで自作したチラシを配ったり、自作のホームページと、始めたばかりのブログだけで情報を発信していました。あとは時間さえかければ、口コミで徐々に患者さんは増えていくと漠然と考えていたのですが、現実は厳しいものでした。

「そもそも新規の患者さんが来ない」→「口コミで広まりようがない」→「経営危機」

という状態に陥り、さらに技術的にも

「そもそも新規の患者さんが来ない」→「臨床で数をこなすことが出来ない」→「技術力が上がらない(というか、下がる)」

ということになっていきました。

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「こんなはずではなかった…」と思いましたが、今考えれば、なるべくしてなった、ともいえると思います。その一番の要因は、自分の技術に自信が持てず、治療や経営の方向性が全く定まっていなかったことです。

訪問マッサージ、鍼、灸、指圧・マッサージ…。
当時の私は、とにかく「何でもあり」でした。


メニューは「鍼灸プラスマッサージ」?
「何でもあり」になってしまうのは、臨床での自信のなさの現れでした。鍼を施術して、十分な効果が出せない時は、指圧やマッサージで「心地よさ」をプラスすることでお茶を濁すことも度々でした。

当然このような状況は面白くありません。自分なりのベストを尽くしているとはいえ、全く納得がいかず、悶々とする日々が続きました。友人たちからは、「どう、整体は儲かってる?」とよく言われました。私は整体師ではなく、鍼灸・あんま指圧マッサージ師なのですが…。

そういえば、街中で目にするのも「整体」の看板の方が多いような気がする。
「鍼灸師」より、「整体師」の方が世間には認知されているのか。

でも、「整体」というのは一体何をやっているのだろう。そんなことが気になり始めました。

開業はしたものの、開店休業状態の治療室そら。時間だけはたっぷりとあったので、ネットサーフィンを好きなだけ出来ました。そんな時に、現在私が施術に取り入れている「整動鍼(せいどうしん)」を考案した栗原誠先生のブログに出会ったのです。

その時のことは、これまでも何度かこのブログで書いています。
興味のある方はこちらをご覧ください。
「鈴虫とツボの数②」
「活法研究会合宿とステッカー」
「活法研究会合宿とステッカー②」

活法と整動鍼。

この二つに出会うことが出来たおかげで、「何でもあり」だった私の臨床は本来自分がやりたかった「鍼」中心になっていくことになります。

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次回はなぜ私が「鍼」が不得意だったのかを自分なりに考えたことを書いていこうと思います。

(つづく)
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