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専門学校での鍼灸実技
鍼灸学校の修業年限は3年間です。前半は基礎医学や鍼灸の概論を学び、後半は実技も含め専門的な各論を学んでいきます。私が通っていた学校は、プロスポーツのトレーナーなどスポーツ関連への就職を目指す学生が比較的多かったこともあり、入学当初はその方向に興味を持っていました。

3年生になると、各流派の外部講師による実践的な授業が始まります。講師の先生方は、十分な臨床経験を積んだベテランばかりです。それぞれの卓越した理論と手技はどれもが魅力的に見えました。

実技の授業では、学生同士がペアとなり、身体診察・ツボを取る・鍼を刺す・灸をすえる、という練習を重ねていきます。しかし、学生は授業で提示された症状を持っていないことが多く、実習で自分が行った治療が効果的だったのか判断がつきかねました。

となると、同級生以外に練習台になってくれるありがたい人を探さなくてはいけません。


鍼灸は本当に効くのか
私の場合、差し当たりの練習台は家族でした。肩こり、腰痛、頭痛、腹痛など、何か症状があれば教科書を片手に鍼灸治療を試みました。しかし、なかなか思うような結果を出すことが出来ません。

これは、まずい。
このままでは独立しても、到底食べていくことは出来ません。

自分の治療スタイルも決めかねていました。伝統鍼灸なのか、中医なのか、現代西洋医学で行くのか。

3年生の夏が過ぎるころには、かなり焦りを感じていました。
鍼灸は本当に効くのだろうか…。

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鍼灸師の就職先
さらに困ったのが、「鍼灸師」としての就職先が極端に少ないことでした。
求人には「鍼灸・マッサージ師」と書いてあっても、実際の業務内容はほとんどがマッサージであることが多く、臨床で鍼灸をしたい私の希望通りの就職先は見つけることが出来ませんでした。

悩みに悩んだ私は、国家試験と鍼灸学校卒業を間近に控えた年末に漸く決断を下しました。

「卒業後は、ここに行く!」

(つづく)
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