昭和の子供、復活!
TUCS クライミングスクール-2
この課題、写真で見ると簡単そうに見えますが、ちょっとオーバーハングしてたりして初体験の私にはかなり難しいです。
しかし、先ほどから何本か登っているうちに徐々に子供のころの感覚がよみがえってきました。

「これ、おもしろいぞ!」

そう感じ始めると、恐怖心もほとんどなくなり体の動きもスムーズになってきます。
苦戦しつつもどうにか一発目でゴールまでたどり着くことが出来ました。

「見たか!平成の少年たちよ!昭和の子供魂、ここにあり!」

などと叫ぶと、思いっきり引かれそうなので、平静を装ってスタート地点に戻ります。

素直に感想を述べる子供たちからお褒めの言葉をいただきました。
ちょっと照れますが、うれしいものです。
大人の、そして父親としての面子を何とか守りました(笑)。


新しいルートにどんどんチャレンジ
ボルダリングの後は、お昼の休憩をはさんでトップロープクライミングに挑戦。
大人は最初に練習しましたが、子供たちは本日初挑戦です。

学年が上の先輩たち数人が登った後、息子も壁にとりつきます。
あれ?意外とあっさり…。
TUCS クライミングスクール-1

私のビレイで下降してきます。
この一本のロープで結ばれていると思うと、普段考えもしない「親子の絆」なんていう言葉が頭をよぎったりします。
「ガンバレー!」
TUCS クライミングスクール-8

昭和の子供も負けていられません。
TUCS クライミングスクール-6

大変だけど、楽しい!
TUCS クライミングスクール-8
子供たちもみんな調子が上がってきました。
TUCS クライミングスクール-5
ガンガン登ります。
TUCS クライミングスクール-7

先輩たちの大声援を受けて、さらに困難なルートにもアタックします。
TUCS クライミングスクール-3
が、これはさすがに完登できず…。
(ちなみに大人二人は完登しました)

大人も子供も、今日初めて会ったのにお互い声援を送りあったりして、とても良い雰囲気。
気づけばあっという間に終了時刻になっていました。
こんなに全身を使って楽しい思いをしたのはいつ以来でしょうか。

終わってみると、募集要項に「親子での参加者を優先します」と書いてあった意味がよくわかりました。

「オリンピック競技にもなったクライミングを用いて、挑戦すること諦めない気持ちの大切さや、
協力すること信頼することの大切さを学びます。」


スクールの趣旨もこの一日にすべて詰まっていたと思います。
本当に充実した一日でした。

クライミングとツボ探しは同じだ!?
初めてクライミングをしてみた鍼灸師の私は思いました。
クライミングと鍼灸の臨床は似たところがある、と。

・悪いところにツボがあるとは限らない。
 例えば、腰が痛くて前屈ができないとします。痛いのは腰ですが、前屈できない本当の原因は
 腰以外の場所にあることがあります。ボルダリングをしていてもう一つ上になかなか上がれない時、
 自分では手の位置が悪いと思っていても、上がれない本当の原因は手ではなく足の位置であることが
 何回かありました。

・ツボの大きさや形はいろいろある。
 クライミングで手や足をかけるホールド(壁についている様々な形をした取っ掛かり)は、
 様々な大きさや形があります。私たち鍼灸師が臨床で感じ取っているツボも同じです。
 ツボは小さいものでゴマ粒ほど、大きなものでは小豆くらいまでの大きさがあり、硬さもいろいろです。
 
・正しいツボを取るべし
 クライミングのホールドはどれを使ってもいいというわけではありません。
 決められたホールドを順に使用して登っていくことでゴールにたどり着くというルールです。

 ツボの選択も同様です。ツボは教科書に載っている主要なものだけでも365ほどあります。
 その中(それ以外のツボを使うことも少なくないです)から、適切なものを選び出していきます。
 症状に合わないツボ、もしくは正しくツボの位置をとれていない場合は治療効果がありません。

・新しいものに挑戦すること
 一番強く感じたことがこれです。
 ツボは一つの症状に一つ用意されているわけではありません。また、同じ「肩こり」でも
 状態によって使うツボはいろいろです。一つのこともあれば、複数の場合もあります。
 そして、手のツボを使うこともあれば、足にあるツボを使うこともあります。

 ある程度の基本パターンはありますが、いつもそのパターンにはまるとは限りません。
 クライミングやボルダリングと同じで、「これ以上前に進めないな」と感じることがあります。
 
 そこから挑戦が始まります。もう一度状況を見直して、違うツボはないのか、ツボの取り方は正確か、
 いつもと違うこのツボを使ってみたらどうか、そのツボに鍼をしたときの効果はどこに波及するのかなど、
 頭をフル回転させて考えます。

 しかし、自分だけでは答えが出ないこともあります。
 そんな時は、クライミングの時に下で見ているインストラクターや仲間たちがルートを教えてくれたように、
 鍼灸や活法を一緒に学んでいる仲間たちにほかの手段はないか、教えを請います。
 そして臨床に戻り、再挑戦。これをひたすら繰り返しています。

こうして考えてみると、私にとっての鍼灸と活法はチャレンジスクールそのものかもしれません。
鍼灸にオリンピックはありませんが、自分なりのさらなる高みを目指して目の前の壁を
地道に這い上がり続けていこうと思います。

みんな頑張ってる?努力することは、恥ずかしいことではないよ

(開校式での片山右京さんの言葉)


(終わり)


 
 
 
 







 



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