老人ホームに響き渡る排気音
「ずどどどどどどん!どっとろどっとろどど どっとろどっとっろ・・・」

往診先の老人ホームの一室で患者さんに挨拶をしていたら、
階下からハーレーダビッドソンという大型バイク独特の排気音が聞こえてきました。

駐車場に見えた若い男性と車いすに乗った老紳士の姿を見て、
私は心から「ああ、いいなあ」と思いました。

数分前ホームに入る時、玄関で車いすの老紳士が受付の女性に
「○○さんのハーレーを見たいんだ!若いころの憧れだから!」
と話しているのを聞きました。

「○○さん」は、このホームに勤務する長髪がイケてる若い職員さんです。

その時ハーレーの持ち主である○○さんは近くにはいなかったのですが、
話を聞いた受付の女性が連絡したのでしょう。
○○さんは勤務中にもかかわらず、老紳士の目の前でハーレーのエンジンをかけて
重厚な排気音を響かせてあげていたのです。

老紳士が目を輝かせている姿が目に浮かびました。

ハーレー
(画像はイメージです。ハーレーダビッドソンのホームページより)

老いとの関わり
人は生まれれば、いつかは必ず死にます。
多くの人が死を迎える前に、多かれ少なかれ介護を受けることになるでしょう。

私も家族を介護をすることになると思いますし、いずれは介護されることにもなると思います。

その時、「介護する立場」としてはハーレーの持ち主の○○さんのように振る舞えたら素敵だな、
と、そして「介護を受ける立場」になってもこの老紳士のように
憧れや興味を持ち続けることが出来たら、自分なりによい老後がおくれそうな気がしました。

自分が老後を迎えるまで、いろいろな現場で多くの人と出会い、
沢山の事を学び続けていきたいと思います。

それにしてもハーレーの排気音は格好良かった…。





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