4/21(木)の続きです。

前回「工場はいいな」「さまざまな会社の工場にお邪魔していました」というお話でした。

機械メーカーに入社した私は、自社工場での研修などを経て、ほどなく担当となった取引先を訪問するようになります。

初めのうちは顧客がどんな製品を造っている会社なのかは知っていても、その製品が造られる過程はさっぱり分からない状態でした。どの現場も初めてみる光景で、何とも新鮮です。そんな状態なので、自分の会社の製品がどこに使われているか、見当もつきません。

現場を「見ている」だけの状態です。

そのうちやれクレームだ、緊急の納品だ、立会いだ、と客先の装置や製造ラインの制作現場に通うこと数年が過ぎました。

ふと気づくと、顧客に納めた製品のサイズだけで、「ああ、今度の装置はこれぐらいの大きさなんだな」ということがほぼ分かるようになっていました。

と同時に、どこの工場に入っても自社の製品が使われているかを無意識に、かつ瞬間的に見て判断できるようになりました。自社製品が取り付けられているだろう場所は、経験でほぼ見当がつくようになっていたのです。

今までのただ「見ている」状態が、「見えている」状態になりました。

もちろん数年間ただ現場を見ていたのではなく、少しずつですが必要なものを「見よう」と意識し続けた結果、「見えている」状態にたどりつけたのですが、これは今の私の生業も本質は同じなのだと思います。

(また続きます)


   藤沢市湘南台の鍼灸・指圧マッサージ 治療室そら
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